①浅間山/長野県と群馬県にまたがりそびえ立つ標高2,568mの浅間山は象徴的な存在
長野県と群馬県の県境にある標高1655mの「小浅間山(こあさまやま)」は、日本百名山のひとつに数えられる活火山「浅間山」の寄生火山で、その歴史は古く、約2万年前に黒斑火山の噴火によりできたといいます。 登山道入り口から山頂までの距離は約2km、標高差は約250mと比較的登りやすい山のため、初心者や家族連れ、愛犬とのトレッキングにもおすすめ。浅間山の前衛峰として人気です。
②峰の茶屋/峰の茶屋には有料駐車場があり、国道を挟んだ向かい側にも車が数台停められる無料駐車スペースがあります
③浅間山登山口/登山口周辺からは小浅間山が見えます。東京大学の浅間火山観測所裏手にある登山道から出発。登山カードを必ず提出しましょう
今回は中軽井沢から国道146号線を北に登った「峰の茶屋」の向かいにある「東京大学地震研究所浅間火山観測所」の南側からスタート。始まりはゆるい傾斜で道幅も広く、歩きやすく整備されています。雑木やカラマツの森を進み、右へ大きくカーブした後に急斜面が現れ、浅間山分岐へ。ここまで約25分。
④登山口~分岐/登山道は歩きやすく整備されているので、カラマツの森の中を野鳥のさえずりを楽しみながら進めます
⑤分岐~山頂/馬返しと呼ばれる浅間山へ続く道との分岐点。ここから砂礫の急斜面が続く本格的な登山になるので十分注意を
軽井沢側の登山口からの浅間山登山は禁止になっているので、小浅間山頂を目指して右へ進みます。ここからは砂礫の斜面のため、滑らないように注意が必要です。視界が開けてくるので景色も楽しみながら登ること約20分で山頂に到着。目の前には迫力ある浅間山や周辺の山々、北軽井沢の大パノラマが広がります。
⑥山頂/小浅間山の頂上は比較的草木が少ない火山礫ですが、眺望は抜群!目の前に迫るダイナミックな浅間山や裾野のカラマツ林、浅間隠山、妙義山など四方の景観が楽しめます
下りは隣の小ピークを経由し、来た道へ戻ります。往復約4km、所要時間約90分。四季折々の風景や空気を肌で感じながら登山を楽しみませんか。